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講師 野々部朋子(ののべともこ)


ピアノと私の付き合いは、
4歳の時に自分から「ピアノを習いたい」
と言ったことが始まりです。


将来の夢は、子どものころから
「ピアノの先生」でした。


レッスンの曲を真面目に練習する子ではなく、
楽譜を買ってもらい、
自分が弾きたい曲ばかりを弾いている子でした。


小学校時代は、
レッスン曲を練習していないために、
教室で居残り練習をさせられたこともありました。


その経験から
「ピアノもレッスンも好きだけれど、
レッスン曲の練習は好きじゃない」という
子どもの気持ちがよく分かります。



そんな私ですが、
ピアノが大好きだったため、
音楽大学へ進学し、
在学中に個人教室のピアノ講師になりました。


「ピアノの先生になる」という夢を
叶えられたのは、

レッスン曲の練習をしなかった時期も
たくさんの楽譜を買い与えて
ピアノを続けさせてくれた両親のお陰だと感謝しています。


音楽大学を卒業後は、
大手音楽教室の講師となりました。


20代は、ピアノ講師としての
様々なことを吸収しました。

子育てをしながらの30代は、
母親目線での指導ができるようになりました。

40代は、自分も生徒たちも
共に進歩し続けていきたいという想いで、
ひたすらセミナーや勉強会で学び、

現在に至ります。



また、私は2人の子どもの母親ですが、
子育ての経験から学んだこと、
感じることがたくさんあります。


特に強く感じるのは、

・どんな子にも個性があり、その個性は
周りの大人の関わり方によって大きく伸びる

・子どもの可能性は無限だ

ということです。


子どもと接する時の声のかけ方や
働きかけ一つで伝わり方が大きく変わり、

導き方次第で大きく伸ばせることも
実感しています。



私が子育てで気をつけてきたのは、
放任にせず、過干渉にならず、
ほどよい距離でサポート役をすることです。


サポート役に徹するために、
私自身がたくさんの時間と手間と愛情をかけて
調べ、学び、考え、行動してきました。


・すべてを教えてしまわずに
自分で気づくように導く

・本人の意思を尊重しながらも
必要なこと、大切なことはしっかりと身につける


この2つは、特に大切にしてきました。


我が子だけでなく、
教室の子どもたちとのレッスンでも
同じように接しています。



子育てをしながら楽器店で指導するうちに、
ピアノが弾けるようにするだけではなく、


個性が伸びて自信がつき
夢や希望を叶えられる力を育てたい

と強く思うようになり、
長くお世話になった楽器店を卒業しました。



現在は、一人ひとりの個性に寄り添い
持っている可能性を広げて

生徒も保護者も笑顔になる指導に全力を注いでいます。